ぎっくり腰
腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛
ぎっくり腰も腰痛の一種です。腰痛とは腰の痛みの総称です。ただし、ぎっくり腰は、「急性腰痛症」という、ある日突然襲われる激しい痛みが特徴です。
そこが他の慢性的な腰痛と異なる点です。かなり痛くてもレントゲン写真などでは、骨などに骨折やずれなどの異常が認められないものの、関節捻挫・筋肉の損傷(肉離れ)・筋膜性炎症、靭帯(じんたい)損傷等により関節の周囲に内出血をし、炎症を起こした状態だから痛みが発症するものだと考えられています。
ぎっくり腰はどうしてこれほど痛いのでしょう。それは、ぎっくり腰が捻挫だからです。足や手首の捻挫を経験なさった方もいらっしゃると思います。内出血や炎症でかなり腫れると、とても痛いものですね。
捻挫とは、関節に無理な力が働き、正常な可動範囲を超えて関節部分を「痛めてしまう」という状態です。骨と骨とつなぐ靭帯や腱、筋肉などが切れてしまうことにより、激痛が伴うのです。
こんな症状なときはぎっくり腰かも!?
- 寝返り痛
- 歩行時の痛み
- 咳、くしゃみでの痛み
- イスから立ち上がる際の痛み
- 靴下が痛くて履けない
- 痛くて横になれない
- 辛うじて動けるが痛い
坐骨神経痛とは
腰椎4番目・5番目の神経と仙骨の前面から出て梨状筋の下を通り、大腿後面中央を下行、膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれ下肢~足裏に走行する、人体の中で最も大きい神経です。
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれなどの症状のことを指します。
多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれがあらわれるだけでなく、麻痺や痛みによる歩行障害を伴うこともあります。
骨盤のゆがみを矯正する
脚を組む、生活習慣、疲労の蓄積、普段しない動きをする、冷えなど複合的な要因の積み重ねにより、ある日突然起こると考えられています。
腰痛やぎっくり腰、坐骨神経痛を招く要因のひとつとして、骨格のゆがみがあります。そのゆがみを元から断つという考え方です。人は生活習慣の中で姿勢や使い方に必ず癖(くせ)があります。普段から何気なく使っているため骨格が歪んでしまっていてもそれがまっすぐだと思い込んでしまいます。
当院では本来あるべき姿勢に骨格を戻し、体に正しい位置を覚えさせることにより、腰痛の改善を目指します。